2012年1月5日木曜日

let'snote cf-y7cw5axsのバックライト交換


以前let'snote cf-y7cw5axs の液晶分解修理で説明したが、
写真入りでもう少し詳しく書いてみる。


○画面部分の構造


  • マグネシウム製の天板裏側
天板にはヒンジのネジ穴と、画面を閉じた時にロックするラッチが有るのみ、非常にシンプル。




天板側に爪のメス側の溝が外周部分にある、この位置を頭に入れて分解作業を進めないと、破損させやすいだろう。





  • プラスチック製の画面枠と液晶パネル


液晶パネルとインバーターは、両面テープで接着されている。




○画面部分の分解
液晶の交換は、本体側の分解の必要はなかった、手順は以下のとおり。

1.ヒンジ部分のネジ4本を外す。
2.マグネシウムの天板を外すのだが、ここは難易度が高い

液晶枠のプラスチックカバーが四方から天板に覆いかぶさるように取り付けられているが、けっこうキツメにはまっている

天板と液晶枠の隙間に間に爪楊枝などを複数滑り込ませながら少しずつ爪を外していく、この時なるべく液晶パネルに力を加えないように慎重に行う。
左右のヒンジ部分から初めて、ラッチ側を最後に外すようにすると良いだろう。


○バックライトの交換
分解して冷陰極管を交換する事も不可能ではないが、難易度が非常に高い。
画面枠と液晶パネルユニットが両面テープなどで強固に固定されていることや、
液晶パネルユニットの分解は、交換後の組み立て時にホコリの侵入など完全に元通りにするのは至難の業、色ムラ、バックライトの明るさムラが出てくる可能性が高いだろう。

ということで、今回は液晶ユニットを分解しないまま冷陰極管を交換する、やり方は以下のとおり。

  • 液晶ユニットベースの白い樹脂部品の、一部(写真青枠)をニッパーなどで、切り取る。

これにより、冷陰極管を横にスライドして取り外せ、ゴムカバーの取り外しも容易になる。

  • 冷陰極管端子の絶縁と固定をしているゴム製のカバーを外す。
  • インバーター と冷陰極管端子との 配線を ハンダコテで外す。
  • 新しい冷陰極管を横にスライドして交換する。※ゴムの輪っかの取り付けも忘れずに!
  • 後は、元通りに組み立て終了






写真は作業後の状態で、青で囲った部分がニッパで切り取った部分です。
冷陰極管端子を絶縁し固定の役割もしているゴム?シリコン? 製のカバー、及びインバーターからの配線も外している状況です。
赤矢印の先が冷陰極管端子です。


  • 今回交換した冷陰極管の寸法


全長:299mm
管長:296mm
管直径:Φ2.0mm




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